お口の中を常に清潔な状態に保つことにより、歯周病・虫歯・口臭などの問題を解決することができます。毎日のブラッシングなどである程度の衛生を維持することはできますが、定期的な来院で、歯科医師または衛生士によるプロのクリーニングを受けていただくことにより、よりよい口腔状態が維持できます。
その他、煙草のヤニ・茶渋などは、ある程度毎日のブラッシングで除去できますが、完全に取り除くことはとても難しいことです。取り除ききれなかったそれらの色素は、長い期間をかけて歯の黄ばみの原因となってしまいます。そうなってしまう前にご来院いただき、クリーニングを施せば審美的にも常に綺麗な白い歯を維持することができることでしょう。
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PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略語で、プロフェッショナル(歯科医師、または歯科衛生士)による特殊な機器を用いた歯のクリーニングのことです。
その意味のとおり、通常のブラッシングでは除去できない歯に付着したバイオフィルム除去し、本来の健康な歯の状態にすることです。
バイオフィルムとは、口腔内の細菌が歯ブラシの届きにくい箇所などに残って作る、一種の巣です。そのバイオフィルムは特殊な膜を張り、毒素を放出します。その状態を放置することにより、歯周病・虫歯など様々な原因になるだけでなく、血液に取り込まれ肺の病気、心臓の病気に発展する症例も報告されています。
このバイオフィルムは歯ブラシでは除去できないばかりか、特殊な膜を張っているために薬剤も通用しません。やはり、プロの特殊な機器を用いたクリーニング方法でしか除去できないのです。
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歯が白くなる
茶シブなどの色素が沈着した歯の、表面の汚れを研磨して取り、歯を白く、きれいにします。
また、歯の表面へのカルシウム補給を助けて汚れをつきにくくします。
歯肉が健康に
歯肉の溝の中の細菌を減少させるので、健康になります。
はれていた歯肉は治まり、歯肉が引き締まってきます。
ムシ歯予防とともに、歯周病の予防に大きな効果があります。
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[手順1] 歯のチェックと歯石除去
1. 歯のチェック
普段から気になることを、歯科衛生士にご相談下さい。 |
2. 歯垢の有無をチェック
歯の裏側のどこに歯垢がたまっているかを確認。
今後のブラッシングの参考になります。 |
3. 歯石のある人は取り除く
歯のクリーニングをする前に、ムシ歯と歯周病の原因となる歯石を取り除きます。 |
[手順2] クリーニング
1. 研磨剤を入れる
歯と歯の間、付け根の部分を中心に、研磨剤を入れていきます。これを器具でみがいていくことによって、より効果を発揮します。 |
2. デンタルフロスで歯間をみがく
チップで取りきれなかった歯垢を、デンタルフロスで除去。
チップとフロスを使うことで歯と歯の間の歯垢はほとんど取れます。 |
3. ブラシで汚れを取る
続いて、ブラシで歯の表面と裏側の汚れを1本ずつ除いていきます。ちょうど歯ブラシを丁寧にしてもらう感じ。
毎日自分でブラッシングしていても、茶シブやヤニで汚れがちです。 |
4. カップで歯の表面と歯ぐきの間を研磨
表面、裏側をさらに磨きます。
やわらかいシリコンラバーのカップは力を加えると歯と歯ぐきの間のポケットに入り込み研磨します。 |
5. 奥歯の溝は山型ブラシで
奥歯の上の歯面は溝が複雑で、汚れも落としにくいところ。
山型になったブラシで、溝の隅々まで汚れを落とします。 |
[手順3] フッ素塗布
フッ素を塗る
クリーニングが終わったら、最後にフッ素を塗ります。
抗菌し、歯を強くするためには欠かせないプロセスです。 |
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重要なことは、クリーニングを施しても毎日しっかりブラッシングをしても、やはり経過とともに少しずつ歯垢、歯石は付着しますし、メラニンも沈着していきます。
そこで、プロによるクリーニングが重要であり、定期的にクリーニングすることにより、常に清潔な口腔状態が保つことができます。
結果として高齢になっても健康な自分の歯を維持することができるようになります。歯は自分の力で再生することができません。皆さんが美容院に行ったり、エステに行ったりする事と同様に歯のケアも心がけていただきたいと考えます。
当医院としては、数ヶ月に1度、最低でも半年に1度は定期的にご来院いただき、クリーニングをすることをお勧めいたします。
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